実家は京都で、京一中洛北高校の出身。京都の大学で学んだあと東京に上京し、善隣学生会館（現・日中友好会館、旧・満洲国留日学生会館）の寄宿舎に入居するなど、東京文京区で11年間、異文化と深く交わる多彩な生活をしていました。東京大学に在籍するかたわら三井物産・住友商事などの通訳・翻訳業に携わって日中間を行き来し、数ヶ月にわたって中国大陸の南北各地を方々踏査して回った時期もありました。

　また、華僑青年の訪中団に加わり、北京の人民大会堂で鄧小平との会見も実体験しました。その後、憧れの北京（中国社会科学院 歴史研究所）に留学しホームステイを満喫した後、平成元年の春、名古屋学院大学の中国語学科開設とともに大学外国語学部に赴任しました。1999年～2014年外国語学部教授、2015年より国際文化学部教授、2021年～2023年国際文化学部長就任。また、大学院の中国語学専攻主任・国際文化協力専攻主任を歴任し、2017年より外国語学研究科長に就任。専門分野は中国文化史のほか、日中対照言語・日中比較文化も研究対象にしております。

　とりわけ異郷・異国の風土と風俗、飲食、町並および歴史文化遺産に関心があり、中国大陸と米国本土各地のほか、トルコ・カナダ東西・ハワイ・グアム・台湾・ホンコン・マカオ・韓国・シンガポール・マレーシア・タイ・ラオスを訪れ、多様な異文化を直に体験してきました。